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ミネソタのたまご売り

日付はあれど日記にあらず 海馬のおもむくまま つれづれなる生存証明(自己顕示欲のはけ口ともいう)

※10日以上連続して沈黙が続いた場合は私の身に何かあったということで後のこと宜しく.


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No.1371 シャインマスカット 06/18/2017
空梅雨なので今週は畑の草取りをせず、代わりにシャインマスカットのジベレリン処理(2回目)を応援に.

父は「月曜に一人でゆっくりやるから手伝い不要」と言うものの、2週間前には「2回目は容器が大きいくて腕が疲れるから手伝ってくれ」と言っていた.忘れているのか気を遣っているのか.この際どちらでもいいけれど、作業自体は決して楽な内容ではないと解っているので、無理にでも手伝うつもりでいた.

問題は“どこまで無理を通すべきか”というところで、これには親子関係よりも天候というものが重要な条件となってくる.

今回のwikiネタにするので詳説は割愛するけれど、いわゆる「ジベ処理」とは実施後に雨降るとアウトな作業なので、雲行きが怪しいときは避けるべき.その日曜は見事に怪しい空模様となる予報だが、月曜はそうでもない.かといって水曜以降天候が崩れる見込みであり、成育具合で実施に最適なタイミングというのもある.

雨降って月曜にやり直しになら例年の5割増しの疲労、運良く降らなければ5割の疲労…ならば降水確率30%にかけて二人でやったほうがいいのでは?とゴリ押ししての断行.

朝5時スタート→6時終了で、結果雨.

ただし実施後8時間降られなければいいとか、それが12時間だとか、雨量が25mm/hまでだとか諸説あって、とりあえず12時間はキープ出来たらしい.

畑から戻って朝食食べて、いつもの掃除機かけすませて速攻で帰京した後は、ネットの雨雲レーダー画像ばかり眺めてた.4時頃に地図が水色に染まったのだけれど、家族は振らなかったと言う.

事実なのか方便なのかはともかく、今年のシャインマスカットは出来が悪かったらゴリ押しした私の所為です、きっと.



--- 前回からの文化活動 ---

“AIの遺電子 第6巻”
 山田 胡瓜 作(iBooksStoreにて購入)

“プリンセスメゾン 第4巻”
 池辺 葵 作(iBooksStoreにて購入)

“Motor Fan illustrated Vol.129
 最新エンジントピックス”

 Motor Fan 別冊

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相変わらずネタは上手いし興味深く面白い.ただ毎回もう少し画力を望んでしまうのは、読み手の我が儘だろうか.毎週の連載は大変なのだろうけれど.

§

メインのストーリーが落ち着いてくると同時に、いくつかのサブストーリーが進行中だったり完結したり.
本作も映像化されるそうだけど、“繕い立つ人”のような出来にならないかと心配.

§

PV曲線なんてマジマジと眺めたのは熱力学の講義以来だから、たっぷり二十年以上前だ.やれやれ.


Rev.0
Rev.1 細部変更


今回のウィキ:ジベレリン
なんか2度目のような気がするんだけど…
上述、カップが大きくて云々という行があるけれど、それについて補足.開花時に1回目を行い、その後初回の房作りをして粒がわかるようになったら2度目を行う.1回目は種ができないようにするため.2回目は成育を促進させるため.
1回目の開花時よりも当然2回目の結実後のほうが成長しているので、ブドウの房を薬液に浸す際に用いるカップが大きい.
タンブラー程度で済む1回目に対し、2回目は中ジョッキくらいになる…というイメージか.

 ウィキペディアリンク:ジベレリン


今回のながら:“One more time,one more chance” / BENI
前回のオザケンは気がつけば呪詛のようにグルグルとリフレインしまくって怖かった.
新海某氏の“チミの名は.”が来月発売ということで、巷の評価では鬱々になるという前々作で使われた歌のカヴァー版を.これも飽きられるほど引っ張り出してるけど、私は好きなので飽きません.山崎まさよしのもちろんオリジナルも(映画の“月とキャベツ”は駄作だと思うけど).
 Youtubeではこちらから.
ちなみに“秒速5センチメートル”、私は嫌いではありません.むしろ件のヒット作より好きなくらいで.

今回の絵:ジベ処理直前
指添えてもあまり意味なかったかと今思う.

No.1370 メヒカリの唐揚げ 06/11/2017
梅雨入り前の5月、久しぶりにちゃんとした海が見たくなって犬吠へ出かけた.ちゃんとしてない海とは何だ?と、沿岸に縁のある方は思うかもしれないので表記をあらためるならば、“水平線が見たくなって”とするべきか.

数年ぶりなのであの海原に対峙すれば心も洗われるだろう…という邪な出来レース的期待を抱いていた罰があたったのだろうか.天候にはそこそこ恵まれたものの、休日に5時起きで始発のバスと中央と総武本線の特急と銚子電鉄に揺られてたどり着いた犬吠埼からは、いつだったか年賀状に使いたくなったようなインパクトのある海は拝めなかった.

むしろ少々退屈な、というか初見の印象が強すぎて新鮮さに欠ける海だったのだ.その神々しさを感じながら毎回同じ場所で静寂と一体となる山と違って、海は初見を必死に味わうべきものなのだと思う.少なくとも個人的には.

これまで数回訪れた犬吠埼だが、銚子電鉄の終点である外川(とかわ)までは足を伸ばしたことがなかった.たかだか一駅先なのだから、どうせならその終点まで行って地元の魚を味わおうという目的のすり替えはあっさり済んだのだけれど、犬吠の駅で次にやってくる電車を小一時間待つ羽目に.

歩いても高々15分程度の距離であることを実感したのは帰路なのだが、行きは意地でも電車に揺られるのだという固い意思(の割には2回ほど構内から道路に出てみたりする)によって、炎天下でじっと待つという苦役に敢えて耐えてみた(何故駅舎に入らなかったのか?それはベンチがないからだ).

外川の駅から坂を下ること数分.末端の海っぺりまでたどり着いて飛び込む磯料理店.そこでメヒカリという白身魚の唐揚げをいただく.

それまで聞いたこともなかった“メヒカリ”という魚.頭を落としたサイズは小アジにそっくりで、それでいてフカフカでフワフワな食感と、臭みのない淡泊な白身の甘さ、そして丸ごと口に含んだ時の小骨の柔らかさ…これがよもや近所の定食屋で数日後に再会することになるとは思わなかったというオチにつなげたいのだけれど、睡魔に抗えないので潔く尻切れトンボで諦める.

土曜は眠くないのに、何故日曜はこうも殺人的な眠気が襲ってくるのか.


--- 前回からの文化活動 ---

“騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編”
 村上 春樹 著

“怒り”
 @レンタル

“ぼくのおじさん”
 @レンタル

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ようやく下巻読了.
下世話な話だが、いまのところ50万部程度しか売れていないという情報と耳目にした.“ていどしか”というところが、あれだけ発売前にお祭り騒ぎになった村上作品らしいところかも.

超常現象とか非現実的なファンタジィを扱う作品は基本的に読まないと決めているが、村上作品は別.ただし作風で好みなのは、“トニー滝谷”だとか“ノルウェイの森”といった、いわゆる“村上ワールド”とは対極的なもの.
ならば本作はつまらなかったのかというと、そんなことはあらない.

§

原作との違いを確認してみたかった吉田修一作品の銀幕版.
映像化に際してカットしていいところの見極めが見事だなぁ、というのが第一印象.ただし誰が犯人なのか?という緊迫感の表現が今ひとつ.

森山未來の熱演は当然として、予想外だったのが宮崎あおいの好演.好演と言うよりは見事すぎて怪演に近いかも.

§

松田龍平のボケ役っぷりでリラックスしようと思ったのに、新鮮なボケ味は前半までで、後半からの強引な展開と途中で読めてしまった結末と、中途半端な終わり方にがっかり.これは辛口の30点.

でも真木よう子が相変わらずの美人さんでよかった(そこか.それだけか)


Rev.0


今回のウィキ:イベントデータレコーダー
取り付ける位置にも規制があったとは.
 ウィキペディアリンク:イベントデータレコーダー


今回のながら:“愛し愛されて生きるのさ” / 小沢健二
小沢健二が何ものなのか、星野源と同じくらいよくわかっていないのでした.
でもカーネーションの“Edo River”と同じ頃耳にしてたなぁという記録だけはあって.
 Youtubeではこちらから.

今回の絵:小舟一艘
犬吠埼は十分である.


No.1369 水無月のお茶濁し 06/04/2017
先月も先々月もお茶を濁さなかったので久々に.

“匠の技(スイス編)”
偏見という訳ではないけれど、“○○ビヨン”というイントネーションを耳にする度に、これはもうフランス文化以外の何ものでもないなぁ…という感動が.(語り手は英語だけど)

“ほぼ完成の域にある?”
(セミ)オート化された縦列・横列駐車システム.メーカによって若干の違いはあるものの、似たようなものか.ユーザがYoutubeにアップした動画を見ると、すさまじく据え切りしてたケースもあるので一長一短かも.
搭載車種が多くないのは、ボディ形状以外にパラメータが多いのか?

“ネオジウム…ではありません”
デスクトップを“ディスクトップ”と誤表現するよりは恥ずかしくないと思うけれど、それでも知ったかぶり氏が間違えると内心ほくそ笑みます(自分も昔は間違えて覚えてた).磁束の指向性が強いことが徒になる例かと思ったら、全く別の内容で「そうなんだぁ」と.

“4Kは解像度にあらず”
4KBのプログラムでどこまで表現できるか?を競うコンテストの入賞作.1B(バイト)は半角文字1文字.
たしか作者は日本人だったような.

“物理シミュレーション最前線”
映像の祭典(といっていいのか?)の中でピックアップされていたもの.
リアルタイムに演算・画像生成されているものだと思い込んでいたけれど…たしかにそうとは言い切れない可能性も.
とはいえ、いずれにしても速度は早晩解決されるだろうから、基本となるモデルの考え方が確立することは素晴らしい.

“ステマにあらず”
かなり旧聞だけれど、ちょっと食指が動いた.



--- 前回からの文化活動 --

“騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編”
 村上 春樹 著

“深夜食堂 第18巻”
 安倍 夜郎 作

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遅ればせながら着手、ようやく上巻読了.ハードカヴァで重いので、床に入ってからページを薦めるのが物理的に大変.

§

重い内容でも軽い展開でサラッとすませるところが特徴なので、映像化されたほうはなんとなく“コレジャナイ感”がある.


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今回のウィキ:アメリカ横断ウルトラクイズ
相手の世代を知りたいときの尺度に使うくらいか.
子供の頃は毎週木曜が楽しみでしかたなかった.ニューヨークが近くなるにつれて、特定の回答者に対する思い入れが強くなったり.
ちなみに“今世紀最後”に参加するためパスポートを取得したが、ドームのスタンド席…しかも1問目で敗退.
 ウィキペディアリンク:アメリカ横断ウルトラクイズ


今回のながら:“STAY TUNE” / Suchmos
10年以上前に聴いたような気がするのは文字通り気のせいか.
サビのメロディラインが好きなので、日本語部分の歌詞はいっそタモリのエセ中国語的な、ハナモゲラ外国語だったらよかったのにと思う.
 Youtubeではこれを.

今回の絵:梅雨前
子供の頃に見たカタツムリはロールパンのように殻が平たかった.こんな風にヤドカリチックなのは初めて見た.
摘まんで傘に乗せたいとは思えない.

No.1368 予言者(Oracle)はセブンイレブン 05/28/2017
有り体に言えば、族のNo.1はサツにしょっぴかれたけれど、その後釜を虎視眈々と狙っていたNo.2がここぞとばかり頭角を現した…ってことか?

No.1367の翌日に初検査&診察を受けたシンシツセイキガイシュウシュクは、薄々感じてた自覚通りアブレーションの結果が今ひとつ…という結果だった.とはいえ、あくまでも心電図レベルでの判定なので、MRIで精密検査して今後の治療方針を決めましょうかね、という暫定結論が降りてきた.

ドクタ曰く、冒頭でいうところのNo.1とNo.2がクラス委員長の隣の席に座っているため、一寸間違うとクラス崩壊になるという状況だったのが、アブレーションの施術中に飛び交った大声の理由だという(こんな比喩は使わなかったけれど).
終わった後で「先生あぶなかったっすねー」という声がぼんやり聞こえたのは、つまりドクタの神業的カテーテルさばきでNo.1をとっちめたということだったのだろう(確信は持てないので、そういうことにしておく).

たとえばクラス委員長がメガネっ娘で、No.2が柄にもなくメガネっ娘フェチであるならば、MRIの結果も少しは変わってくるのかもしれないが、いまのところそういう素振りは見せていない.故に委員長の向こう側にいるNo.2に直接手を下すことができない場合は、生活指導の先生を廊下に待機させるという安全策を採ることになるかもねー…というのが上述の暫定結論でほのめかされた内容.もちろんドクタは委員長がメガネっ娘なんて比喩も使わなかったが.

別に残りの人生でトライアスロンにチャレンジしようとか、機動隊員に転職しようとかいう考えはないので、生活指導の先生までは必要ないんですけど…と言うと、「その歳でそこまで諦観することはないですね」と軽くあしらわれた.個人的には“諦観”じゃなくて“達観”のつもりで口にしたのだが.

大病というものの経験がないので、その日の午後は軽く凹む.
なぜか駅ビルのレストランで寿司を腹一杯摘まむ.
帰路のバスでは降車時にPASMOのタッチを忘れる.

ままならねぇもんだなぁと思いつつも、夕食後に美味いクッキーを頬張った頃にはら気分はすっかり元通りに(ネオか!).


※タイトルと文末、解る人にしか解らず失礼.意味不明で気持ち悪い場合は、映画“MATRIX(1作目)”を我慢して観て下さい.


--- 前回からの文化活動(やや現実逃避気味) --

“有頂天家族 二代目の帰朝”
 森見 登美彦 著

“町田君の世界 第5巻”
 安藤 ゆき 作

“珈琲色に夜は更けて シリーズ小さな喫茶店”
“珈琲桟敷の人々 シリーズ小さな喫茶店”
 山川 直人 作

“メッセージ (ARRIVAL)”
 @レイトショー

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読む度に京都へ行きたくなる森見作品…における狸シリーズの2作目.
相変わらずの言いまわしやオノマトペにファンとしては惚れ惚れするのだけれど、“夜は短し歩けよ乙女”のような非現実的風味が苦手という人には今回も辛い.続編なのだから当たり前か.
シリーズは3部作とのことで、数年後が待ち遠しい.

§

ずいぶん前から発売日が決まっていた第5巻.いwゆる“いいひと”である主人公が憎めなかったりやっかみを感じないのは、おとなしく愚直で秀才型のメガネ男子にもかかわらず学業は振るわずスポーツも苦手という、基本的な軸はぶれずに要所を180度ひっくり返している描き方にある.

ただし、ともすれば八方美人とも採られかねないこの手のタイプを、この先どう扱って物語をどこに着陸させるのか.新鮮さがマンネリにならないように、鮮度を保ちながら進めるのは難しいキャラクタでもある.

§

山川作品2作.もちろん珈琲ネタで.
トーンを鬼のように使う中野シズカ作品とは対極的な画風.どちらも作画には途方もない労力を要すると思われ.
シリーズ物になるとは知らず、1作目を紙媒体で購入したのは失敗.昔のことだけれど.

§

久々に観た穏やかなSF.“コンタクト”がつまらなかったと感じるヒトにはつまらないかも.
“SF”は“ScienceFiction”の略であり“SpaceFantasy”の略でもある、と思えれば本作は満喫できるかと.R.A.ハインラインの定義とはちょっとずれるかもだけど.

最近、劇場で観ただけでは内容が理解できない作品と遭遇する機会が増えてしまった気がする.本作もややその傾向があったのだけれど、パンフレットを読み直して自分の解釈が正しかったことを確認して安心する.
余談だがそのパンフが秀逸.作中の場面ばかりで1000円超えのどこぞの娯楽作品パンフとは大違いである.


Rev.0
Rev.1 細部修正
Rev.2 細部修正
Rev.3 細部修正


今回のウィキ:フラッシュモブ
既出か?
個人的には大好きなフラッシュモブ.
ただしこれには眉を寄せるヒトもいるようなので、周囲に迷惑をかけることなく、完璧に遂行できるようなお膳立てが非常に難しいイベントであると知る.
 ウィキペディアリンク:フラッシュモブ


今回のながら:
 “HAPPY ” / BUMP OF CHICKEN + “福笑い ” / 高橋優

相反する方向性の2曲によるガチンコ.
どっちがいいとか、どっちが正しいとかではなくて、“どっちもある”ということを我々は大人になるまでに嫌でも知る.
 Youtubeではこちらこちらから.

今回の絵:踏ん張る
朽ちた枕木が交換できず、犬釘だけではレールを支えられないので、2本の添え木をレール側とプラットフォーム側に設け、その間をネジ式ジャッキで突っ張って補強するという(財政的な)苦肉の策.
隣は終点の外川という駅である.

No.1367 週末動静 05/21/2017
朝一からは、先期のうちに予約しておいた自費人間ドック.2回目の検便は「どうせ同じ物採るんだ」という勝手な判断から6時間ほどフライングして前夜に採取.当日の朝は慌ただしいんだよ、と独りごちつつ小一時間早く病院に到着してしまう愚行.

矯正視力は落ちていて、肺活量測定では測定器の音声案内に今年も笑わされて測定は困難を極め、体重は「あと20kg落とせば完璧ですね!(はぁと)」と言い放たれ、心電図測定では「ああ、なんか変な結果でたんだろうな」と思わしめるような、看護師さんの焦ってる雰囲気が数回.まぁこの辺はまでは想定内.

久々に鎮静剤なしにした胃部内視鏡では挿入時にえずきつつも、感覚器官をオフに…という自己暗示であっさり済ませられた.しかし事前に飲んだ胃洗浄剤と胃を膨らませた際に抜ききれなかった空気の所為でトイレに足繁く通う羽目に.

ガンガントンネルことMRIは、傍らで動くポンプ(たぶんヘリウムか何かを循環させてる?)の同差音がスチーム・パンクっぽくて気に入る.ラピュタでパズーが釜焚き手伝ったトロッコ機関車のような音に近いかも.

食事ギフト券で寿司でも摘まみたいところだったが、実家に赴き畑の草取りをする必要があったので(それ故の鎮静剤レスでもあった)、直帰して昼食採って一路実家へ車を飛ばす.

§

今年度初回の草取りということもあり、ウォーミングアップをかねてざっと3枚.午後の日差しと暑さにへばったというのもあるけれど、隣家の洗濯物に埃がかかったり、隣の桃畑で摘粒の作業をしていたりという条件もあって、本腰入れてじっくり機械を転がせなかった.

いったん帰宅して今度は小梅の収穫.そろそろだと言う父のコメントは大外れで、コロコロとビー玉のように実っているのは7割程度.日数的には3〜4日早いといったところか.お試しという意味合いもあるので、なるべく普通のサイズになっている部分を2kgほど手摘み.

草取り終了の時点で汗だくなので、ざっくりシャワーを浴びて母屋の掃除機がけ.今回は時間がないので居間と上がり端だけに限定.風呂場の床に洗剤吹いて、トイレ掃除と冷蔵庫内確認と、採ってきた梅のゴミ取りをササッと済ます.

§

風呂場の洗剤を流して戸締まりをし、ナビをセットした先は南アルプス市.どうしても双葉経由のルートになってしまうので、竜王立体を通過点に指定してあとは記憶まかせ.

それにしも20号バイパス沿いの変貌がこれほどだとは思わなかった.ランドマークになるもの自体が大半なくなっているので、「たしか昔はこのへんにアレがあって…」という自分の記憶も全く信憑性無し.むしろ運転マナーの悪い周囲の車から、ここが山梨であることを認識する.

§

南アルプス市の次は高根町.こんどは完全にナビ任せ.

下道は高速と違ってハブリッドがハイブリッド然として機能するので、運転していて面白い.須玉ICの手前、141号に出るまで七里岩ラインを案内するのが果たして最善なのか?と思いつつ、あっというまに目的地のスコヤコーヒーに到着.

小仏での渋滞が消えるまでの時間つぶしということで、しっかりしたコーヒーをいただけるお店を地元の方に予め伺っておいた、そのうちの1店.自家焙煎のオリジナルブレンドはすっきり口当たりがよく、おかわりでいただいたブラジルブレンドも美味!

予想通り、小仏界隈では渋滞11kmだとFM富士がアナウンスしてた.残念ながら閉店時間が近づいてきたので、どこかでしっかりと夕食を採るべくいとますることに.

お土産に1杯目のブレンドを100g購入した.敷地にはストーブ用の薪が積まれている.薪割り1時間で珈琲1杯だったら喜んで引き受けるのに…と、蝉時雨のような蛙の声を聴きながら出発.

§

さてどこで何を喰らわんかと思い巡らすも、完全復旧したROCKまで141号を上るには少々時間が遅く、街道沿いのファミレスにはいるのも面白くないので、双葉SA内のレストランで行楽客面を装いつつ食事.21時前だったけれど、件の渋滞は解消.あとは真っ直ぐ帰宅するのみ.

§

新たな渋滞もなく無事に帰京.
翌日に控える大洗濯大会の段取りを考えつつも、面倒になって入浴・就寝.

久々に長い一日.


--- 前回からの文化活動 --

“海街diary 第8巻 恋と巡礼”
 吉田 秋生 作

“Motor Fan illustrated Vol.128
 Gの真実 加速度と減速度”

 Motor Fan 別冊

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紙媒体で購入している数少ないコミックス.刊行のインターバルが長いので、すっかり忘れていた.
どいつもこいつもリア充化してきたなぁ…という比較的ぬるい展開.

§

初等物理を復習した方が解りやすいかもしれない.最近は売りであるはずのイラストよりも、本文中での文言による力技的説明が増えてきた感じ.内容が面白いだけに少々残念.


Rev.0


今回のウィキ:核磁気共鳴画像法
解る人には解る、いわゆる“ガンガントンネル”である.
 ウィキペディアリンク:核磁気共鳴画像法


今回のながら:“1/1 ” / Brian Eno
風呂敷残業時のBGMだけど、最近それはないので純粋に音を楽しむためとして.

 Youtubeではこちらから.

今回の絵:花買いましてん Vol.292 “なんとかナデシコ”
赤もあったけれど、枝振りと花の付き具合からこちらに.
今回の絵が切り花3連チャンなのは、個人的に納得いってなくて.

No.1366 世間では花屋が忙しい母の日だけど 05/14/2017
父親が達者なうちにしてあげたいこと2つ.

・携帯電話をスマートフォンに変える
・軽トラを新調する

人の生死とか寿命だとかに対しては結構客観的に見るところがあって、傍目にはそれが冷酷に映ることがあるのかもしれないけれど、父親の残りの人生が最大どれくらいかということは想像に難くない.ただ一般的に、その手の話を敢えて口にすることは良しとしないので、普通の人は行わないというだけである.

むしろ最低どれくらい…という想像のほうが難しい.あたりまえだが、不慮の事故など鑑みたらミニマムの推定は不可能だ.

母親の時に「ああ、あれもしてあげたかった、これもしてあげたかった」とあれこれ後悔したこともあって、というか母親からは最後の最後でそういうことを教わったので、父親のときにはそれをなんとか活かそうと冷静になっている自分がいる.

前者、「使いこなせないから要らない」と口にしてはいるものの、実際使ってみたいのは傍目に見ればよくわかる.そもそも使いこなしてる高齢者がどれほどいるのか.老若男女問わずパソコンよりも危なっかしい代物を、パソコンの比にならないほどの膨大な利用者が、危なっかしい設定やら微塵も無いようなリテラシィのもとで毎日使っているのだ.

せめて安心して使えるだけの条件がそろっているうちに、携帯電話では得られないユーザエクスペリエンスを感じさせてあげたいと思う.

そして後者.来年だと思っていた車検が今年だったということもあり、こちらの方が実現を急がなければならないかもしれない.本人が欲しい車種は既に決まっており、あとは新車か中古かというところである.
もっとも、運転できなくなった後は私が使うことになるので、そこを鑑みてもこれまで何台も乗り継いできて最後くらいは新車で…という気持ちもある.

また節約とケチの区別が曖昧な性格上、燃費と価格からATではなくMTを選びそうでもあるため、「私」という外部からの介入を強くしないと何もかもが妥協で終わる可能性をはらんでいる.

ままならないのが世の常、ということが解らない歳でもないし懐事情という現実的な条件も絡んでくるので、一瀉千里に事が運ぶとはこれっぽっちも思わない.けれど、さんざん放蕩してきた側からすれば、せめてこの2つくらいはなんとかしたいという事案.



--- 前回からの文化活動 --

“ナオミとカナコ”
 奥田 英朗 著

“湯を沸かすほどの熱い愛”
 @レンタル

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読了までの時間がここまで早かった作品は久しぶり.後半はほぼ一気読みに近かった.
広末涼子と内田有紀によるTVドラマの原作.DV夫に苛まれるカナコと、その大学時代からの親友ナオミによる二人の語り部が、前半後半の章立てで書き分けられている.
長編ながら奥田英朗ならではの引っ張り方で冗長さもなく、足を引きずり込まれるようなノベルダイブ感にとらわれる.ダイブというよりは溺れるに近いくらい.
伏線の張り方も素晴らしく、宮部みゆきのあの名作を思い出させるラストは鼓動が速くなっている自分に驚いた.

TVドラマは例によって原作をいじくってしまっているようなので、「最近テンポのいいミステリがない」と物足りなさを感じている方には是非薦めたい.文字通り手に汗を握ったラストだった.

§

え?と首をかしげる細かな部分も所々あるので100点満点ではない.けれど鼻の奥がつんとする作品には時々遭遇する中で、不覚にも嗚咽するほどの本作は久々に感動要素濃厚の作り.
驚愕のラストもインパクトは強いけれど、そのラストよりも、予告編では絶対に想像つかない部分にこそタイトルの真意がある.
ポカリの缶を追いかけてた宮沢りえは、少女アイドルから名女優に化けることができた数少ない一人だとしみじみ思う.



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今回のウィキ:グランドホテル方式
こういう作りの作品が肌に合わない人もいるけれど、私は嫌いではありません.
もっとも、唄って踊るシーンが当たり前のインド映画のように、当然の如く使われたら辟易するでしょうけれど.
 ウィキペディアリンク:グランドホテル方式


今回のながら:“今を生きて” / ASIAN KUNG-FU GENERATION
日曜の午後、頭の中でモヤモヤしているものをスッと吹っ切りたいと思ってライブラリを漁った1曲目.

 Youtubeではこちらから.

今回の絵:花買いましてん Vol.291 “エイリアンピンク”
ナントカという花の奇形を標準化した品種だという.
変わり種として買ったらそれ程長持ちしなかった.なんか申し訳ない感じ.

No.1365 サクっとまとめる連休イベントタイムライン 05/06/2017
【昭和記念公園でのBBQオフ】
某SNSの同郷コミュニティにおける不定期オフ会.初の日中開催.久々に生の炭火を扱って興奮する(そこか!).不安定な大気の気まぐれな雨に濡れて、連休前半は風邪をくすぶらせる.

【“ワイルド・スピード 8”鑑賞@レイトショー】
これも風邪の勢いを後押しした一要因に.隣席のポップコーン喰らう音に辟易.

【最高学府参拝】
その最寄り駅で降りてお遣いもののお菓子を買っただけなのだが、その店に行かない限り拝むこともないので、「パチンコ東大」という懐かしい定番ローカルギャグを思い出しつつ、そこを巣立った何人かの友人知人の今に思いを馳せる.

【トイレ修繕】
何年か前に疲労で折損したオーバフローパイプ.当時の修繕部分がくたびれて、タンクの水がチョロ漏れしていたのを看過できず再修繕.新たに購入した接着剤はポリプロピレンにもよく効いて、一緒に購入したコーキング材は未開封.完全硬化までのラスト30分は便意との戦いに.

【実家帰省】
いつもの如く部屋掃除とトイレ掃除.畑の草取りは次回から.妹宅のエアコン清掃を監修(見てただけ).平日だけに行きも帰りも渋滞無し.ただしレンタカーとサンデードライバの傍若無人な運転に辟易.

【恩師訪問】
帰省ついでに中学時代の恩師を訪ねる.情けないことに玉手箱の煙にむせて、ろくに話もできず終わる.大人なのに.
しかし何故乙姫は役に立たない玉手箱など土産に渡したのだろう.

【医療機関はしご】
朝一で立川(入院時の保険書類申請)→午後から調布(定期診察)→夕方に国分寺(定期診察)という、きわめて効率の悪い順路を辿る.20分に1本のバスが見えたときに膀胱が活性化した所為で立川着が昼前となり、以降全ての行程で中途半端な待ち時間を過ごすことに.同じ路線バスの同一方向に2回乗る日というのは、もうこれっきりにしたい.

【14時間睡眠】
どうにも風邪っぽさが抜けないので市販薬を飲んで早々に就寝→翌日昼まで何度か大汗をかいて目を覚ましつつ、37度4分のピーク体温をもって寛解.
就寝前はアイスの味がわからず、身に覚えのない関節痛に苛まれたので、合併症ではなくローカルな風邪と自己診断.

【コイン洗車初体験】
帰省時に汚れた車が気になり、かといってアパートの駐車場では洗車ができず、また洗車のために帰省するのもばからしいので、隣の市にあるコイン洗車場を訪ねる.何故か5時に覚醒してしまったのでオープンの6時を目標に出かけたものの、すでに先客多数.
4分500円の水シャワーの後にスポンジで手洗いを行い、8分700円の水シャワーですすぐ.見よう見まねでテントブースを出て車内クリーニングのスペースへ移り、拭き取りとコーティングのメンテを行う.正味1時間.翌日は全身筋肉痛.

【衣替え】
やるのか?ほんとうにできるのか?やる気はあるのか?
とりあえず羽毛布団は天日干しして収納.


※風邪は想定外だったな(まぁ普通は想定しない).


--- 前回からの文化活動 --

“マスタード・チョコレート”
 冬川 智子 作(iBooksStoreにて購入)

“NERVE”
 @レンタル

“ガール・オン・ザ・トレイン”
 @レンタル

※書籍のリンク先で表示される表紙の画像は、サービスの仕様上クリックでAmazonに飛んでしまいます.個人的にアフィリエイトはしていません.

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どこかでレビューを見て絵柄が琴線に触れて、しかしその後タイトル忘れて諦めかけた頃にツタやんの店頭で見かけ、慌ててボイスメモに残して帰宅後にDL購入したコミック.
他人と積極的に絡まないキャラの作品は、なぜか惹かれるものがある.でも暗くて陰湿なものはダメで、独自の世界観を持ってカラッとしている作品でなければ手に取らず.なので今回はちょっとしたかけでもあったけれど◎.

§

タイトル、“父さん、僕には無理だよ、こんなのできっこないよ!”のアレとは無関係(“E”が足りない).着眼点はとても面白いし、スリリングな展開も◎.ただし表向きの問題解決方法がチープで、子供だまし風味が鼻について残念.
余談ではあるが、本作を模倣した映像がいくつもYoutubeにあげられており、その安直な真似っぷりが子供じみていて暗澹とする.

§

プロットが技巧的にすぎると、1度観ただけでは理解が追いつかない歳になって久しい.本作はギリギリセーフで、画面を見つつそれまでの流れを呼び出して同時に脳内整理できるだけの余裕があった.
時間軸をさかのぼるシーンが多いところに難解さがあるけれど、後半で絡まった糸も縦横すっきりする.驚愕するほどのラストではなく、むしろ「アルコール依存症って辛いなぁ」という思いの方が強かった.




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今回のウィキ:プリプロダクション
映画の記事で時折見かけては気になっていた単語.
試作・サンプルみたいなものかと思ったが、それには“パイロット版”という単語があるため調べてみた.

 ウィキペディアリンク:プリプロダクション


今回のながら:“The Galaxy Express 999” / ラスマス・フェイバー
この“ラスマス・フェイバー”とは一体何者なのか.キテレツ大百科の“はじめてのチュウ”もジャズアレンジしてる.

 Youtubeではこちらから.

今回の絵:花買いましてん Vol.290 “迷ったのでガーベラ”
ちょっとくたびれてからの撮影になってしまったけれど、もともとの色も肌色っぽい変わり種だった.

No.1364 でぶしょう 05/02/2017
デブ病ではなく出不精…インドア嗜好…ということで.
メタボ予備群なりに標準体重はかなり超過しているけれど(それでも最近は単調減少の傾向にある).

年齢が割れるので正確な数字は明かさないのだけれど、先日30年ぶりくらいに中学の恩師と面会した.母校に戻られているという情報を得たので、この機会に卒業来初めてとなるご挨拶だけでも、というスタンス.

アポ無しなので玄関口で名刺を渡して挨拶がてら姿を拝見したというところだが、お互い玉手箱を空けたような感じだったに違いない.

新任で赴任された当時は色白のイメージだったけれど、年始に交わす挨拶状からは登山を趣味にされている様子で、その所為か健康的な日焼け姿だった.額は更に広くなっていたけれど、それはお互い様.

桂小金治の名口上(※)が聞こえてくるのではないかと思わんばかりの懐かしさとカチンコチンの緊張で、まともに会話が続かない2〜3分.時間の隔たりとはかくもインパクトのあるものなり、と痛感.担任だったのに(^_^;

興奮冷めやらぬ思いのついでに、地元で中華料理店を継いでいる同級生を訪ねて今度こそ話をしよう!!と車をUターンさせたけれど、生憎の定休日.こちらは数回訪ねて食事をしているが、未だ言葉を交わせていないヘタレっぷりである.

30年というのは長い.
平均寿命の3分の1より長いのだ.
そんな当たり前のことをしみじみ考えていたメーデー.

※その昔、毎週火曜日のゴールデンに日テレ系で「それは秘密です」という人捜し&ご対面のバラエティ番組があって、その司会が桂小金治だった.


--- 前回からの文化活動 --

“ムカシ×ムカシ”
 森博 嗣 著

“ワイルド・スピード ICE BREAK”
 @レイトショー

※書籍のリンク先で表示される表紙の画像は、サービスの仕様上クリックでAmazonに飛んでしまいます.個人的にアフィリエイトはしていません.

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最近の(というかノベルズ出たの2年前か)森作品は恋愛がらみのくすぐり方が技巧的になった感じ.
そしてこれは昔からだけれど、セリフの中に「…、ええ、…」が多い.この「ええ」の意味が毎回微妙に異なる気がするので、しっかりノベルダイブしないといけない.

§

大甘で50点.たしかにアクションの規模は凄いけれど、金かければなんだってできるよ、というレベルで.はなっから興行的に成功することが見込まれているから、というところもあるだろうけど少々派手すぎないか?と.

そして回を重ねる毎に基本だったカーアクションの要素が少なくなっている.それに人(モブや警官など)がゴミのように扱われるのも気に入らない.車かっ飛ばしてなんぼの作品だったのでは?と思ってつぶやいた.


Rev.0


今回のウィキ:オルタネータ
子供の頃、これがぶっ壊れて命からがらトヨタの販社にたどり着いたブルーバード.
ライトは暗くなるわエンジンはプスプスだわで、父も相当焦ったにちがいない.
 ウィキペディアリンク:オルタネータ


今回のながら:“My Revolution” / 渡辺美里
小室哲哉作曲だったんだなぁと、何回書いたことか.
 Youtubeではいろいろあるけどこちらから.

今回の絵:これはなんぞ?
中には証書が一枚.昭和4年に締結された契約で、95年後に満期となるらしい.覚えてる奴いるのかよ、と.

No.1363 書きたいことはいろいろあるが 04/22/2017
いつ頃からこうなったか知らないけれど、最近の病院に設置されているベッドは多機能である.個室ではなく大部屋のベッドでも頭部起こし・床上高さ・頭部起こし+膝曲げ…などがリモコンで操作できる.そして床ずれを抑制するために凹凸がついた固めのマットレス.至れり尽くせりである.

更にこれをスペックと定義していいのかどうか解らないけれど、「寝返りを打たずにはいられない寝心地」による究極の床ずれ防止措置も盛り込まれている.

揶揄か?皮肉か?あるいは心底感心したのか?…自分でも答えが出ないけれど、おかげさまで術後12時間の拘束時間における腰痛と、それに抗おうとした無駄な努力の結果による全身筋肉痛で、退院後2日間はまともに動けなかった.
裏を返せば「体が動かせないことの辛さ」がどれほどのものか、たかだか一昼夜だけだったけれど、これは相応に(それ以上に?)体感できた.

ゆえにここで一つの決意をする.「寝たきりで体が動かせないひとには、可能な限りの最善を尽くそう」と.「可能な限り」と加えることで退路を設けているように見えるけれど、今はそこが論点ではなくて.
事前に体験した同僚の話を聞いていたとはいえ、動けないということがこんなにも辛いことだとは思わなかった…それ故の決意でもある.

§

カテーテルアブレーションによる心筋焼灼については適当にググっていただくとして、鼠径部(足の付け根)の静脈からアプローチする場合は、血管に空けた穴が塞がるまでは絶対安静が必須.安静というのは穏やかに寝ている…のではなく足自体を動かしてはいけない、ということ.

カテーテルを抜いてシースを抜いて、止血のため思いきり押さえつけられた上にダクトテープ並の粘着力をもつテープがへそ下から太ももへ、腰から内ももへ、と数本ガッツリ貼り付けられる.これで大方止血のお膳立てはできているけれど、足が動いて止血がずれると血の海になるので、数時間はツタンカーメンの如く“気をつけ”の状態で過ごす.
基本的に最低7時間、最初の3時間で右側だけ下にして横向きOK…ということだったが、その7時間を消灯後に迎える場合は否応なく翌朝まで延長となる.今回、見事にその当たりくじを引いた.

うっかり眠っている間に動かしてしまうのは怖いので、看護師さんに補助拘束をお願いする.右足首をベッドの足下にある作にくくりつける(もちろん血流は阻害しないように)ことで、足の曲げ伸ばしができないようになるのだ.
ただこれがあろうがなかろうが、そもそも前述のハイスペックなベッドの上では仰向け状態を30分と維持できない.たちまち腰と背中が痛くなり、試練の一夜が幕を開ける.
病室に戻った時間は意識朦朧であまり覚えてないけど、病室の他の患者は食事が配膳され始めていたから多分17時頃だったろう.そして解放されるのは、回診がはじまるであろう翌朝8時.

幸い左足はフリーなので、なんとかしてこの苦痛を和らげる方法がないかと試行錯誤したものの、腰の下へスポーツタオルを挟み込んで背中の接地状況をちょこっと変える小手先の措置しかとれなかった.最初は1時間ごとにタオルを入れたり抜いたりで変化をつけていたけれど、次第にそのインターバルが短くなって最後は10分間隔ぐらいに.

時折右側のベッドの柵にしがみついて、数秒だけ左半身の腰を持ち上げるという小技を組み合わせながら、ようやく迎えた回診時刻.「もう大丈夫だね」と言った医師の後ろに後光が見えたけれど、直後すこぶるサディスティックにダクトテープ(ではないけれど)を剥がされて、文字にならない悲鳴を上げた木曜の朝.そして迎える退院手続き.

§

最後の一晩で力んだことによる脇から下の筋肉痛で、ベッドでの寝起きからトイレでの立ち座り、そして歩行の為(なんとなく鼠径部が腫れぼったく、気を使ってしまう)に普段使わない筋肉が駆り出される.そしてこれが翌日の新たな筋肉痛になるという波状攻撃と戦う退院後の数日.波はもちろん減衰するけれど、痛みに対抗するための措置が翌日新たな痛みとなって現れるのは実に手強い.

退院の翌日から出勤可能であるとさらっと言い放った医師は年度末に異動してしまい、経過観察用の休みを取っておいて正解だったと痛感する今.一般にサラリーマンはデスクワークだけだと思われるのはしゃくに触るけれど、メーカ以外は営業でもない限り、大抵そう思われるものなのだろう.

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確かにカテーテルを(というか先進導坑的な役割のシースを)差し込む時は痛かったし、術中に投薬でアクセル全開にふかした(脈を未経験の領域まで速くした)ときは頭の血管が切れるかと覚悟を決めたりしたけれど、「動けないこと」の辛さ(厳密にはそれによる背中・腰の痛み)と比べれば、それらは屁でもない.

今回の治療で完治する可能性は7割で、現状20%超過の不整脈発生率が5%台まで下がれば、まずはめでたしめでたしである.それに至っていない場合は再度カテアブを実施して、それでもダメならペースメーカを埋め込むか…というシナリオが用意はされている.
ただ恐らくそこまで悪くなる頃には、もう年齢的に本体の寿命が迫っているから大丈夫なんじゃない?という前向きな(今回の治療の効果がでていると思いたい)スタンスだったりする.



--- 前回からの文化活動 --

“離陸”
 絲山 秋子 著

“サザンウィンドウ・サザンドア”
 石山 さやか 作 / iBooksStoreにて購入

※書籍のリンク先で表示される表紙の画像は、サービスの仕様上クリックでAmazonに飛んでしまいます.個人的にアフィリエイトはしていません.

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久々の絲山作品.それも長編である.珍しいことに“僕”という一人称で物語が進む.“私”でも“俺”でも三人称でもない.
タイトルの意味するところが本作の大きなポイントでもあるのだけれど、それと気づかせないようにさらりと途中で触れる書き方が見事.
「飛行機の離陸って面白いね」
「どんなふうに?」
「なんか、飛行機が自分のスピードに耐えきれなくなって飛ぶ感じ」
この表現はこの人でなければ書けないと思う.
後書きで自身は短編作家だというようなコメントを述べられているけれど、たまに読む長編もまた味わい深い.

§

団地を舞台にした日常系オムニバス作品.くどすぎないところはいいけれど、やや薄味かなと.次巻以降も続くのであれば期待.


Rev.0


今回のウィキ:埴生の宿
オズの魔法使いの科白を調べていて、流れ的に偶然遭遇.
しかし訳詞からはどこが“楽しき”我が家なのか、今ひとつ解らず.
古文苦手.
 ウィキペディアリンク:埴生の宿


今回のながら:“Playing Love” / “海の上のピアニスト” サントラより
たった3分弱ならがも、このシンプルな旋律のなんと美しいことか.
作品観視聴者には是非薦めたい.
 Youtubeではこちらから.

今回の絵:出窓にぎやか
切り落とした花芽だけもらったフリージア、種をいただいて成長中のサボテントレイ、根っこが出てきた葉ボタン、実家の畑の土と1サイズ上の鉢に変えたイチゴ、同じく土と鉢を変えたよく見るアレ、そして根っこがあふれてる観葉植物.
日差しが強くない今の季節ゆえの勢揃い.

No.1362.5 Home! Sweet Home! 04/21/2017
There is no place like home!

※“オズの魔法使い”より

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