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ミネソタのたまご売り

日付はあれど日記にあらず 海馬のおもむくまま つれづれなる生存証明(自己顕示欲のはけ口ともいう)

※10日以上連続して沈黙が続いた場合は私の身に何かあったということで後のこと宜しく.


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No.1700 “Spring has sprung!” 03/17/2024
 
1700回か…ダラダラ続くな.この先もダラダラ続けるのだけれど.



便利なのは昨年の今頃どうしてたか?とか、このイベントは例年いつ頃からだろうか?とか、簡単にふり返られるところ.
今回も昨年畑の草刈りをいつから始めたか確認して、今週末の帰省を農機具のオイル交換だけにするか、或いは今シーズンの草刈り初回にするか検討した.もっとも現着して様子を見てからが最終判断なのだけれど.

いずれにしてもコロって1週休んだので、どうしても今週末は帰省しなければならないし、農機具のオイル交換はもともとシーズンオフ中に行うと決めていたので、「何時に出発するか」をメインに逡巡.「逡巡」は威張れることではないけれど.

一部の学生は春休みでもあり、高速道路が事故渋滞になると出鼻をくじかれて完全に予定が狂うので、大事を取って夜発車中泊のコースを選択.ただし道の駅は使わずにマナー違反だけれどPAを使わせていただいた.GWでもないし翌朝も混雑し始める次巻には出てしまうので、大目に見てほしい.

畑はホトケノザのコロニーしかなかったので高速ギアで部分的にざっと舐め、草刈り機のエンジンとオイル暖める程度に留めた.メインイベントは前述のオイル交換.記憶が正しければ、昨年は実施を忘れて(というか少なくとも自分は覚えていたけれど)いたので2年ぶりのオイル交換.草刈り機・耕運機×2台・運搬車・発電機・動力噴霧機…の計6台が対象だが、最後の2つは父がやったという.

オイルパン部分についているドレンボルトを廻すことができたのは草刈り機のみ.
あとはボルトの角が舐められてしまったり、何年も前から固すぎで廻せないという状況で、可能なものは機械ごとてで持ち上げ、重いものは車輪の下にブロック等を挟んでかさ上げし、本体を傾けて給油口から吐き出させるという荒技を使う.流石に運搬車はオイルを吐き出せるほど車体を傾けられないので手製の吸引器を使用.

翌日の日曜は久々の全身筋肉痛で、大リーグ養成ギブスを装着しているような動きになるのだった.
歳はとりたくない.



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前回からの文化活動
“雷神”
 道尾秀介 著
“ゆるキャン△ 第16巻”
 あfろ 作
“今日のさんぽんた 第8巻”
 田岡りき 作

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

道尾作品最新文庫、ミステリで切ない話だけれど、東野圭吾とはやはりベクトルが異なる…というのはすぐに解る.
複雑なプロットなのに伏線回収がしっかりしていて心地よく読めた.謎の盛り込み方というか「匂わせ方」は、いつもの如く秀逸.これでコメディも書けてしまうのだから、筆力のあるプロにはやはり感服しかない.

山梨舞台のキャンプ作品は「キャンプ味」が少々薄れて、待った割には…というのが正直な感想.

柴犬散歩の最新感は、盤石というかヒロイン?の安定した駄目っぷりが笑わせてくれる.
試験的なのか犬の毛並みをべた塗りにしているところが所々あり、個人的には点描のような短い線の集合よりもゾワゾワ感が無くて好み.


今回のウィキ:ホバークラフト
マスメディアでは“ホーバークラフト”と表記されていることに気付かなかった.
  ウィキペディアリンク:ホバークラフト

今回のながら:“拝啓、少年よ” / ASIAN KUNG-FU GENERATION
この清々しいほどの直球さたるや!
ようつべではこちら

今回の絵:花買いましてん Vol.428 “菊っぽいけど葉が違う何か”
たぶんお初.

No.1699 “It is not due to the aftereffects of Covid” 03/10/2024
  
約1週間続いたコンビニ弁当からの解放.
人の手でこしらえられた食事を求めて市内を駆け巡る.

外出と目の痒さはセットになった.
鼻水が連日黄色になる季節スタート.体内でいろいろムダな戦いと敗北が始まるシーズン.さながら風車に戦いを挑むドン・
キホーテの如く.

タイヤ交換やら1週延ばした実家の農機具のオイル交換やら、あれもこれもてんこ盛りだけが飛ばして行くぞ.

「病み上がり」という言葉に甘えて手短に.



Rev.0



前回からの文化活動
“濁り水”
 日明恩 著

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

東京消防庁シリーズ第4弾.根幹はミステリの体なのだけれど、二転三転するような複雑なプロットではなく、肉をそぎ落とすとよく言えばシンプル、悪く言えばよくある一本道のエピソードといったところ.そこにボリュームアップとして貼り付けられた消防士としての日常の数々の小ネタは面白いし造詣も深まる.
「ただし」があって.
これはシリーズ共通の構造上仕方が無いのだけれど、主人公の消防士が語り部の完全一人称視点かつ口語文体なので、いかんせん「文字」が多い.なのでプロット自体はシンプルなのに紙数が増えてしまう.ボリューミーながらいまいち話に深みがないなぁと感じるのはその所為だと思う.
日明作品の別シリーズはこういう形態ではないので、本作でこの作家を評価されたら勿体ないと思う.

今回のウィキ:パンジャンドラム
あるクラスタの男の子はこういうのが好きすぎて仕方ない(私は違う).
  ウィキペディアリンク:パンジャンドラム

今回のながら:“転がる岩、君に朝が降る” / ASIAN KUNG-FU GENERATION
PVの後藤氏、痩せてる.
ようつべではこちら

今回の絵:花買いましてん Vol.427 “白フリージア”
撮影日:20242/01/04

No.1698 不覚にもコロってしまうの巻 03/04/2024
 

“Unexpectedly, the volume is corroded.”……そうじゃないよDeepL.

「罹患しない側」の世界に残っている……という選民意識のようなものに浸っていたのが油断に繋がったのか.

3/1(金) コンタクトレンズ度数変更/ちょっと悪寒
3/2(土) 在宅勤務/倦怠感・微熱
3/3(日) 終日就寝/体温38℃・夕方キット判定陽性
3/4(月) 体温36.5℃/発熱外来受診・医師コロナ判定・風邪薬処方
3/5(火) 体温37.5℃/全休→午後から在宅勤務
3/6(水) 終日在宅勤務
3/7(木) キット判定陰性/終日在宅勤務
3/8(金) リアル出社

業務上、絶対休めない月曜に仕事休んだのは7年ぶりくらい.
真面目にワクチン接種(フル参戦で5回)していたのが功を奏したのか、かなり軽症で済んだ気がする.

ただ自分でドリップした珈琲の味がおかしい.コンビニ珈琲の味は変わってないのが謎.
歯磨き粉は普段よりミンティーで、生魚は咀嚼終盤でその魚本来の風味が2つ先の交差点を横切っていく…そんな感じ.

特定の風味が欠落して渋みが残る.昔流行った「グライコ」で喩えるのがベストかも.

※2024/3/10時点


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前回からの文化活動
なし


今回のウィキ:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
長い…
  ウィキペディアリンク:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

今回のながら:なし

今回の絵:抗原検査キット
インフルとコロナ、どちらも判定できるやつ.2セット入り4000円.
発熱外来でこの写真見せたら、うちで使ってるのと同じだと言われて検査スキップ.解熱剤と風邪薬一式で1980円なり.

No.1697 “The catcher of the cold” 02/25/2024
 
経験則的に、口腔の不具合は結構身体の不調を示すバロメータになっている気がする.
口内炎は最たる例だけれど、頬(内頬)が腫れぼったかったり、食べ物が美味しく無かったり、なんとなく喉が痛かったり……というときは、大抵どこか(内蔵のどれか若しくは幾つか)の具合が「いつもとちがう」のだ.
あるいはその更に前段として「風邪」という語彙的に万能なものが居座っている可能背も大きい.

というわけでこれを理由に早々と床に入ります.

パーカー羽織っただけでクルマ拭いてたのがマズかったかも.



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前回からの文化活動
“月下のサクラ”
 柚月裕子 著
“Motor Fan illustrated vol.209
 小さなクルマ”

 月刊 Motor Fan 別冊
“みちかとまり 第2巻”
 田島列島 作
“スーパーカブ 第9巻”
 トネ・コーケン 原作/蟹丹 画

 

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

前回の次作.次作が出れば「シリーズ」として位置づけられる.
前作でアレコレあった結果、本作の主人公は「警察官」になる.ただしよくある「刑事」ではないところに本作の上手さが.ヒロインおにょうなタイプは苦手だけれど、作品としての面白さは遜色ない.ハードカバーでもまだ世に出ていないけれど、おそらく次作も早晩登場すると見た.
ひとつ蛇足を咥えると、「ヒロイン」=「主人公」である.

不定期購入のクルマ雑誌は「ミニカー」が特集.といっても国内ばかりではないので日本で言うところの「軽自動車」だけではない.
サイズ変更だの排気量変更だの、業界と国が絡んだ変遷が紐解かれているのは興味深い部分だった.

続く漫画2作は今回でやめようと決定.
田島作品はファンタジーという設定がそもそも足枷になっているような気がしてならない.日常を描かせたらあずまきよひこと並ぶ(作風は全く違うけれど)くらいだと思っているけれど、その「ファンタジー」という設定にご本人も戸惑って悩んでいるのではないか?という余計なお世話をどうしても抱きたくなる、既存作品と比べると「んんん…」と唸る感じ.なので次巻は敬遠.

山梨舞台のバイク漫画も、主人公がカブだけではなく中型にも手を出してしまったので、よい感じの「縛り」がなくなってしまい残念な空気が.ゆえに今回で購入は打ち止めとすることに.


今回のウィキ:富裕層
単なる“金持ち”くらいにしか思っていなかったけれど、ちゃんと定義がある.
“HNWI”(High-net-worth individuals)とか“UHNWI”(Ultra-HNWI)という英語略表記も覚えた.
  ウィキペディアリンク:富裕層

今回のながら:“どんないいこと” / 高橋幸宏
幸宏さんの声色がまぁよく合うこと!
SMAP版になにか絡んでいるのかと思ったけど、特に関係なさそう.
ようつべではこちら

今回の絵:館山駅を東京方面最初の踏切から眺める
左手に見えるのは4時間後に乗る電車.朝、新宿で馬鹿をやらなければ、アレに乗って午前中ココに到着していた筈の電車.1日一往復なので留まって待ってるのだ.

No.1696 “The view from the train window” 02/18/2024
 
悲願だった「千葉側から東京湾を眺める」という目的を達成した土曜日.電車に揺られるだけの筈だったのだが、リアル出勤時と同程度の15000歩ほど歩いた.この歩数にはやや不本意な事情が絡むのだが.



房総半島を下から廻りたい……という思いはかなり昔からあって、それなら一度だけ出張で赴いた鴨川を目的地に据えてみたらどうかと思ったのが木曜日.金曜の晩にネットで諸々調べ、電車の本数の少なさに落胆しつつあれこれ逡巡した結果、

・内房線の特急で新宿から館山まで
・内房線の各停で館山から鴨川まで
・外房線の特急で鴨川から東京まで

というルートを策定.

そして当日の朝、「20分前行動」が勢い余り、ホームへの階段を上りながら「これじゃないんだけど」と半分は理解しつつ「なんかラッキーかも」とタイミングの良さと衝動に押し切られて飛び乗ってしまったのが、本来乗るべき内房線の一本前に同じホームから出発する「外房線」の鴨川行きだった.

これで半分予定が詰んだ.

左回りが右回りになってしまっただけでは済まないことは、新宿から秋葉原に到着するまでに理解できていた.右手に東京湾とその対岸を見ながら目的を果たして館山までとにかく到着したら、ダイヤに任せて鴨川まで北上し、地魚でも食べて手近な特急で都内に戻れば夕方には帰宅できるだろうという算段だったのだが.

逆回りになったことによって、館山から新宿までの特急に選択の余地がなくなった.これにより鴨川で1時間、館山で4時間を潰さなければならない.そもそもその土地での観光が目的ではないので、「電車待ち」の時間をどう潰すかといえば「街を歩いて駅で待つ」しかない.実際9時半に到着した鴨川では海岸まで30分ほど歩いた後は11時まで館山行きの電車を待ち、館山では特急入線までの4時間のうち2時間食事と散策で街を歩き、残りの2時間はトイレがあるラッチ内(改札内)で待った.

犬吠や銚子のように、もう少し何かあると思っていた館山.失礼な物言いだが、徒歩でなんとかなる範囲には何もなかった.ただいたずらに大きいイオンモールがあるだけだった.

それでも悔いは全くない.
「千葉側から東京湾を眺める」という本来の目的が達成できたので、それだけで十分に満足.
曇天だったのが少々残念ではあったけれど.



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前回からの文化活動
“朽ちないサクラ”
 柚月裕子 著

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

判事シリーズでメジャーな柚月作品.この「サクラ」シリーズの最新巻が気になり、読むなら初作からだろうということでAmazonに発注した直後、書店に重版分が平積みに.
たしか「盤上の向日葵」と「慈雨」が既読で作風が気に入っていたため、ハズレを引くことはないだろうと読み始めた本作.予想通り読み始めからすーっと没入し、後半からグングンページをめくる速度がまして無事に読了.
絲山作品のような上質な比喩がディテールを補足するするような描写はないけれど、登場人物も多すぎず、語り部のスイッチにも無理がなく、刑事物ながら最後まで心地よく読めた.
ヒロインが警察勤務ながら刑事ではないという設定も新鮮.ともすると相場英雄作品の女性版のような作家になっていくのでは?と期待.

今回のウィキ:内房線
というわけで.
  ウィキペディアリンク:内房線

今回のながら:“Star Guitar” / The Chemical Brothers
電車で車窓といえば、もうこれ以外にない.
ようつべではこちら

今回の絵:出発には朝日がよく似合う
この約30分後、乗り込む電車を間違える事になるのだが.

No.1695 “Taste of Sardines” 02/12/2024
 
会社が経費を払って契約している保健指導サービスで、担当指導員から魚を喰って3ヶ月で3キロ痩せるという目標を言い渡されてから、体重自体の目標はともかく、どういうわけか肉より魚の方を口にしたいと思うようになってきた.
加齢の所為だとは思いたくないが.

社食なら(選択の余地はないものの)必ず1品は魚料理があるので、平日は比較的楽に魚欲を満たすことができる.
問題は休日.海鮮丼を食べればそれでノルマ的にOKとはいえ、コスパの悪さを思うと二の足を踏んでしまう.かといってサバ塩・サバ味噌定食も「ココだ!」という店がなく、魚難民となっているここ数週間の休日.そしてとうとう「鰯を焼いて食べよう」という計画が(例によって)衝動的に湧く.

当初は丸干しを焼くつもりだったけれど、1パックに5尾も入っているので仕方なく選択肢から外す.頭からしっぽまで食べるつもりなので、たぶん量が多い以前に「飽きる」気がした.なので目に入ったのが頭とワタを落とした「加熱用」のパック4尾入り.梅とか生姜とかの香りものと一緒に煮るのかフライにするか…の手間なし簡単パックなのは、少々負けた気がするけれど、三枚おろしからチャレンジするほど時間が無いので、2ヶ所の売り場を行き来して逡巡した結果こちらをチョイス.

問題は焼き時間.フライパンに油を引いて6分…という記述を見かけた記憶があり、これをガスコンロのグリルに変換する……のだがベクトルが違いすぎる.
熟考の結果、2尾×2セットに分けて初回のダメな部分を2回目にフィードバックさせようという算段に.もっとも、一度に4尾も入らない、という物理的な要因もある.

ガスコンロのグリルは左右と奥の3辺から炎が吹き出す.この炎自体の輻射熱と、天井に相当する部分の鉄板が赤熱して放出する遠赤外線(だと思う)によって、対象に火と熱が通る、という理屈はわかっている.しかし部屋の更新を十数回以上行っていながら、魚を焼いたことは両指で足りるくらいしかない為、焼き加減の検討が全くつかないという問題に毎回苛まれる.チャンスが2回ということで暫し熟考.

お互い背中側を外側(左右の火口側)に向けて3分
左右入れ替えてひっくり返し3分
左右入れ替えずにひっくり返して3分(腹側が外側になる)
左右入れ替えて非繰り返し3分

この4セットで1尾の背中側と腹側にまんべんなく熱が通るであろう、というシミュレーションを行っていざ実践フェーズへ.

十分に空焼き(余熱)した上で初回の2尾は無事に成功.2回目は幾分肉付きがよい個体だったので、3分を4分に変えて無事成功.秋刀魚のように「焼きすぎ」にならなかったのは運がよかっただけかもしれない.

惜しむらくは白米を炊かなかったこと.
鰯4尾は3時の「おやつ」として胃袋に.

タイトルは笠智衆へのオマージュである.



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前回からの文化活動
“御社のチャラ男”
 絲山秋子 著

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

相変わらず流麗な比喩がすばらしい絲山作品.文庫化まで3年待った甲斐があった.
ただタイトルから想像していたようなコメディ作品ではなく、「沖で待つ」にカップリングされていた「勤労感謝の日」(個人的にはこっちの方が好きで、毎年勤労感謝の日に読むと決めている)をもう少し重厚長大かつ連作化した、という空気感.「チャラい中堅社員の話」だと思って手を出すと打ちのめされる程の深みが.
絲山作品の特徴だと思っているけれど、本作も丹念に手を掛けて創られた刺繍作品のよう.こういう言葉の選び方・繋ぎ方をする作家は少ない.

今回のウィキ:納豆菌
納豆菌≠ナットウキナーゼ…なので、知ったかぶりすると恥ずかしい.
  ウィキペディアリンク:納豆菌

今回のながら:“ワンダフル・ワールド” / ウルフルズ
サム・クックのカヴァー版.当て字的訳詩が上手い.
白州がロケ地になった、なんかのドラマの主題歌だった.
ようつべではこちら
ちなみにサム・クックのオリジナルはこれ

今回の絵:お気に入りの場所(2024年如月版)
市立図書館の休憩スペース.窓際部分が吹き抜けで上の階の休憩スペースと繋がっている.
この日は少々暑かった.

No.1694 First of all, calm down! 02/04/2024
 
「マドレーヌトップ」(……と書いても意味が通じないと解ったので、ややオーバーサイズながら「ピンポン球の半球くらい」くらいにしておく……)以上に成長してきた右膝の腫瘍?を見てもらいに、半休をとって整形外科へ.

待合でオルゴール風味なディズニー作品のテーマソングを延々聴かされ、ふと思い出して気付く.普通に歌詞を乗せられるようなメロディをクラシックで書いたチャイコは神である、と!
アラジンや美女と野獣、アナ雪などといった近年の作品ならまだしも、「眠れる森の美女」の公開は1959年である.


そしてこのスカートの揺らぎを観よ!
これこそディズニーがもつセンスと技術の真骨頂であると、声高に訴えたい.

埋め込みにすると版権的に多分アレなのでリンクのみ.
↓

https://www.youtube.com/watch?v=TXbHShUnwxY


……一息ついて冷静に調べると、ディズニー作品ではちゃんと音楽担当がいて、オリジナルのチャイコフスキーのワルツを編曲し、上手いこと歌詞を乗せているのだった.まぁサビはしっかり残っているけれど.

結局何が言いたかったのかといえば、「ディズニーのClassic作品は神だった」ということで.

で、チャイコは何処へ行った?



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前回からの文化活動
“グッド・フライト、グッド・ナイト”
 マーク・ヴァンホーナッカー 著/ 岡本由香子 訳

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

ようやく読み終えたエッセイ.
この方のこんな賞賛を目にしたら手を出さないわけにはいかないではないか.
一度諦めた書店に二度目の脚を運んだ際発見した.品於呂絵とアンテナの高さは相応の書店なので、おそらくは店員の中にチェックしている方がいたと思われる.
パイロットなのにこんな文章が書けてしまうのかと、なんだか狡さすら覚えてしまうような、まさに書評に偽り無しの内容.ストレートに「飛行機に乗りたい」という衝動を湧かせてくる.
そしてこの訳者もまた「とんでもない職歴」の方なのだが、そこは訳者後書きを読んでもらったほうがいいかと.

ただし、エッセイは適度な長さと目にするインターバルが、字面以外の役者としてその出来を左右していると思う.良質のエッセイも1冊にまとめられ、延々ひたすら読み続けるのは結構苦しかったりする.やったことはないけれど、ハーゲンダッツのアイスクリームを一日中絶え間なく食べ続けるような、イメージ的にはそんな感じが.
手の届くところに常に置いておき、ふと気が向いたら数頁読み進める……くらいが一番美味しく味わえる.

今回のウィキ:エアバス
フランスの企業だったと今更知る.
  ウィキペディアリンク:エアバス

今回のながら:“青空” / THE BLUE HEARTS
今週のAERAの表紙は甲本ヒロトだった.俳優の甲本雅裕が兄ちゃんだったことを知ったのは数年前.
ようつべではこちら(ちょっと音大きい)が歌詞付きで解りやすい.

今回の絵:花買いましてん Vol.426“お初だったような気もする白いの”
お約束の如く名前を失念する.
結構花持ちがよかったような記憶.購入は12月中旬.

No.1693 Where should I get a haircut 01/28/2024
 
肺がんで入院していた床屋のおばちゃんが退院し、昨年末に早速お世話になったのだけれど、やはり少々辛そうな状態でどうやらその直後から再入院になってしまったようで.
父よりも幾つか歳上なので、アラエイティーもしくはオーバーエイティーのはず.店頭に降ろされたままのシャッターには「回復したら再開します」という貼り紙があり凜とした気概を感じるのだが心配ではある.

で、前回の入院時に暫定で入ってみた理髪店が今ひとつだったので、今回は通いだった定食屋さんのマスタから教えていただいた店にしてみることに.

下心はないけれど、一見というか通りすがりではないよ…という意思表示もかねて、マスタから紹介されたと一言告げて入店.60代くらいの店主がハサミを持つのかと思いきや、準備だけ済ませた後はその息子さんにバトンタッチ.しかし後から来た常連の年配客には自らハサミを滑らせており、更にはちょっと後れて店主の奥さんがやってきて、床のかたつけやらタオルの準備やらこまごまと動き始めた.
なんと親子三人による家族経営だった.

年末に降りたシャッターと貼り紙を目にした際、もしかすると年明けの営業はしばらくないかもしれないと思い、スマホでヘアスタイルを自撮りしておいたので、それを息子さんに見せてからスタート.
頼んでもいないプチエステが始まったときには、ヤバい店に入ってしまったかもと不安になったが結局は杞憂に.
流石はプロ.ほぼこれまで通りの形になって、オマケに頬の張りが増したような気もして、結果4500円で一安心.
おばちゃんの店よりも700円高いのはエステ代かと思ったが、男性のカット・シャンプー・シェービングの1セットは組合で価格が決まっているはずなので、恐らくおばちゃんはこれまで20年近く旧価格のままでやってくれていたのだと知る.

納得の仕上がりとサービス、そして丁寧な仕事ぶりから、当面は代替店としてお世話になるつもり.
ただ流石に60年以上ハサミ・櫛・カミソリを握ってきたおばちゃんには及ばない部分もあり.特にシェービングの入念さは「おばちゃんが凄すぎた」ということを知らしめされた.

理髪店というのはなかなかな「ここ」と決めるのが難しく、それ故に決めたら決めたで「他」を探すことが難しい.中学までは母が散髪で祖母が安全剃刀で顔そり(中学時代は校則で坊主頭だった)、高校時代は学校の近くにある伯父が通っていたヘアーサロン、家を出てから4年間世話になった相模原の店は就職後も2年程通い、そこのマスタが横浜の自宅店舗のみに集約するということで相模原通いが完了.やむなく地元で探して試した3件目が「おばちゃんの店」だった.以来20年以上……思い切り短くするようになったここ数年は、毎月お世話になってきた.

高齢ながら矍鑠(かくしゃく)としており、商売柄という以上に時事や文化に詳しく好奇心も旺盛で、こういう齢の重ね方をしたいと思うようなかたなので、無理せず十分ご自愛いただきたいと思う. 




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前回からの文化活動
“からかい上手の高木さん”第20巻(完結)
 山本崇一朗 作
“スーパーの裏でヤニ吸うふたり”第4巻
 地主 作
“シメジ シミュレーション”第5巻(完結)
 つくみず 作
“Motor Fan illustrated vol.208
 生産と販売”

 月刊 Motor Fan 別冊
“江口寿史展
 ノット・コンプリーテッド”

 @世田谷文学館

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

漫画ばかりだが…
高木さんはとうとう最終巻.新鮮さは10巻ぐらいで限界だったので、失礼な書き方だが「行く末を確認したくて惰性でかってしまった」後半.予想通りの結末というよりも、同じ作者が既に「そうなった後」の別シリーズを描き進めているので、特に感慨深くもなく.中二好み……なのだろうな.

一方で首を長くして待っていた「ヤニ吸うふたり」の最新巻.ただ冷静に考えると、アラフィフ独り者のくたびれサラリーマンである主人公に肩入れしてしまうのはマズくないか?と.自分において.白馬の王子様を夢見る大昔の女の子と同じじゃないかと.更に言えば、いい大人がそんなことではヤバいだろう?と.
「恋は雨上がりのように」にも一部通じるのだけれど、あちらは女性目線での「おっさんラブ」(≠おっさんずラブ)だったので、完全に視点というか立ち位置が異なる.
上手くいってしまうと喪失感のようなものが立ちこめてきそうな気がして、そろそろモヤッとしてくる(なにに?)

つくみず画伯の新シーリーズも今回で完結.少々シュールすぎというかエキセントリックで、ロードムービー的だった前作「少女終末旅行」よりは楽しめず.ただ作者は(頭が)キレるかたなので、シュールさも上滑りしていないところは素晴らしかった.
一息ついたらまた新しい作品を世に出してほしい.

MotorFan別冊の特集、創刊以来初めてではないだろうか.こういう切り口でも「くるま」を紐解いてくれる雑誌は他にないので、とても貴重.

行くか行かないか逡巡した江口寿史展……結果は出向いて大正解だった.「よつばと!」もそうだけれど、連載漫画の原画を目にするのは非常に貴重な体験.吉祥寺のギャラリーで開催されたものとは規模が違い、膨大な展示を拝めた.ほぼ撮影フリーなのだけれど、アクリル板に挟まれた展示に対して照明の反射や映り込みを避ける術はないので、1枚だけ撮影しておしまいに.
紙媒体で読める作品が限られているのが残念.


今回のウィキ:飛行機雲
“contrail”は“condensation trail”の略だったと、今読んでいる文庫で知る.
  ウィキペディアリンク:飛行機雲

今回のながら:“rise” / ORIGA・菅野よう子
先日、歌姫ORIGAは命日だったということを、外間さんのTweetで知る.
HD画像で再生するURLオプションが効かないので、ようつべではこちらがすっきり.
テロップのテキストが凄まじいけれど、歌詞と意訳がわかるのはこちら

今回の絵:花買いましてん Vol.425“花弁がシルクみたいなやつ”
また名前を失念する.3番花まで開花した.大抵の生花は2番花3番花…と次第に色が薄くなるのだけれど、これは逆.iPhoneで撮影した3番花はこちら

No.1692 Why I still use Twitter primarily 01/21/2024
  
ここ数年、この部分を埋める内容に悩む……ということを以前悩んだ挙げ句ネタにしたのだけど、悩む理由にふと気がついた.日常の言いたいことは大抵X(旧Twitter←一度書いてみたかったがもういい.以後Twitterと表記)で呟いているので、敢えてこの場所のために温めておくようなことをしない限りは、ただただ日記のようになってしまうのだった.
一番最初に首突っ込んだSNSは、たしか招待制ではなくなったMixiだったか.県人会の集まりや学生時代のサークルのOB等の集まり(何だっけ?掲示板だっけ?)に首を突っ込んでいて、その他は地域や趣味のアーティクルに時々ネタを撒いたりコメントを付けたりしていた.でも日々熱心にアクセスしていたわけではなかった.

Facebookはまだ実名原則だったのと、「のり」が気持ち悪かったので敬遠してTwitterに参画.LINEは宗教上の理由で拒絶(と書くのがアンチの定石)で、Instagramはやむを得ず画像保管用として使っているけれど、あの承認欲求むき出しの雰囲気と汚らわしいものには蓋をする(見なかったことにする)ような「パリピ感」と「意識高い系」がカオス状態になっている空気が嫌いなので、まともに参画はしていない.
新興だとThreadsとBlueSky、どちらもアカウントは持っているけれど、実際Twitterの未読を消化するだけで手一杯なので、緊急移転先として確保……という位置付けでもある.

で、メインのTwitter、イーロン政権になってから「更に」サビービスもクライアントも双方ダメなSNSに成り下がってしまったけれど、「腐ってもTwitter」という部分はやはりあって、ゴミのようなどうもいい上方も時には入ってくるけれど、自分がフォローしてる有識者から日々得られるものは大きい.

義理でフォローはしないというのが私のポリシーなので、何かしら自分にはない知識や知見・技術・見解を持っているユーザーを一般人・著名人関係無く“有識者”と個人的に位置づけている.ただし他のツイート(ポスト)をそのままリツイート(リポスト)するだけで自分の言葉を全く公に発しないユーザーは、リスペクトに値しないと判断してフォローしていない.使い方は人それぞれ自由だけれど、右から左に情報を動かすだけの行為だけに終始することには寂しさこそ感じるものの、何の共感もできないのでそのまま自分のタイムラインを通り過ぎていくだけである.

前述の通りノイズは多いけれど、自分のフィルターを鍛えるのもと施術の1つだと考えている.
(頭の)キレる人・感受性の高い人・偏った考え方を持つ人・博識な人・その逆の人……Twitterに首を突っ込んでいなければ、世の中にこれほど多種多様な人々が存在するということを実感する術がなかったと思う.もちろんメディアや実生活で折々そういう人と接することはあるだろうけれど、時間や場所の制約から日常では絶対遭遇しないタイプも耳目に入る.

録画番組の倍速見する面々は稼いだ時間をどう使うのか知らないが、限られた人生の密度を高めるには、Twitter(現:X←こういう書き方もしてみたかった)というSNSサービスはまだまだ暫く有用であると思う.
自分も当初は食わず嫌いだったTwitterだが、どうしてもっと早くから首を突っ込んでイーロン政権前の貴重な時期により長く滞在しなかったのか、今となっては非常に後悔している.

@_ryemugi_



Rev.0



前回からの文化活動
“水は海に向かって流れる”
 レンタル

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田島列島原作のコミックを映像化.広瀬すずは上手い.キャスティングも……原作のイメージにかなり近づけけてて○.プロットも全3巻の流れを概ね踏襲しているし、笑いを誘う小ネタも尺の都合で全てではないせよ、結構忠実に埋め込んでいる.
しかしそれでもモヤモヤする最大の理由は、主人公を「榊さん(広瀬すず)」に据えた脚本になっているところ.確かにこのキャラあっての原作でもあるのだけど、あくまでも物語は直達青年目線を踏襲してほしかった.
原作の映画化というのは得てして脚本家の解釈に因るところが大きいけれど、原作が素晴らしすぎただけにこの根本的な部分はいじってほしくなかった、と身勝手に吠えておく.

蛇足だが、原作はほんとうに素晴らしい.

今回のウィキ:谷戸
もしかしたら既出だったかも.
谷戸……地名だと思っていたら、そういう地形・環境のことを指す名称だった.
  ウィキペディアリンク:谷戸

今回のながら:“福笑い” / 高橋優
MONGOL800の“あなたに”のようにHumpBackの“拝啓、少年よ”も合唱曲にアレンジできるのでは?とTwitterで呟いたことを思いだして、「あぁこれも合唱曲化されていたな」と漁ってみたら神戸のライブ映像に遭遇.
紅白もけん玉なんかどうでもいいから、心打つ唄を選んでくれよと.
ちなみに、昨年末のNHKさだまさしライブのゲストに高橋優が出ててこの歌唄ってた(見逃した).
HD画像で再生するURLオプションが効かないので、ようつべではこちらにて手動でHDにすると音質も向上.

今回の絵:雪にならなかった日の夕方
スマホの光学2倍なんてせいぜいこんなもん.
デジタルズームは嫌いなので使わない派.

No.1691 I hate snow! 01/14/2024
  
巷では雪が降ったらしいけれど、今週も急遽土曜が終日在宅勤務に.畑の草刈りをする必要がないオフシーズンで良かったが、あと二ヶ月で春が来る.確実に昨年より業務上やることが増えているので、今年は公私のやりくりに悩みそうな予感.
父については一昨年の骨折入院みたく、防げる筈のつまらん事故や病気にに患ってくれるなと切に願う.

明日も早出なので、以下雑に御茶を濁すことに(久しぶりかも).



【ミルクレープの製造工程】
ネタ元失念(まぁ十中八九Twitterだったと思うが).
Youtubeより.

【今更訊けないマイナンバー問題について】
おそらく一番解りやすく詳しい解説(であるはず)だと思う.
朝日新聞ポッドキャストより.

【新宿駅の全体像可視化】
マウスのドラッグと修飾キーのコンビネーションでグリグリできる.スマホだとどんな挙動になるのだろう.
ぱっと見でどこがどこか解るほど足を運んでいないので、普通の地図同様に見下ろしの平面図にしてからのほうが解りやすいかも.
ネタ元はGigazineだったかな.
大元はこちら

【東京近郊鉄道運行状況】
また少しアップデートしていたようなので再掲.
リアルタイムで列車の位置と遅延状況がわかる.これもマウスでグリグリ動かせる.
これもスマホだとどういう挙動になるのだろう…?



Rev.0



前回からの文化活動
“銀の夜”
 角田光代 著
“ユリイカ 2024年1月号
 特集*panpanya ―夢遊するマンガの10年―”

 青土社

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なんとなく舞台が古いと思ったら、初出は2005年からの“VERY”連載作品とのこと.であればこういう作品は然もありなんと納得.“女性自身”ではなく“VERY”である.偏見は無いけど、たしかに主要なキャラクタは“VERY”なのだろうと、コンビニで表紙しか見たことない“VERY”から勝手に想像する.
ただそこは「八日目の蝉」の角田作品.心情描写ですっかり「当てられる」けれど、着地点を見失うことはない.

ユリイカ…これをココに敢えて挙げるべきかと迷ったけれど.
そもそもこの刊行物がどういうジャンルのものなのか、未だに解っていないまま事ある毎に入手してきた.
今回も然り.
ちなみに内訳はこんな感じ.

今回のウィキ:未来少年コナン
コナンといえばこちらが先に思い浮かぶ世代なので.
当時、NHKがアニメーションを放映するなどと思ってもいなかっただけに、毎週火曜が楽しみだった.父が教えてくれなかったら、リアタイで視聴してはいなかっただろう.
後にレーザーディスクのBOXを買い、DVDのBOXを買い、BDのBOX……までは手を出していないけれど、リマスタされるならちょっと検討する.
しかし切り貼りの劇場用はあまりにも酷かった……
  ウィキペディアリンク:未来少年コナン

今回のながら:“母である為に” / 阿部真央
母子唄その2.スーパーマーケットで流れていなければ知らなかった唄.
ようつべではこちらを.
ライブ版のほうがシンプルだけれど、歌い方がちょっとあれだ.

今回の絵:元旦の全国紙
別刷りが読みたくて.今年は朝日だけでなく読売も買ってみた……のだが.
昔のようなワクワクする「新春別刷り然」とした記事がなくてがっかり.


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