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No.1695 “Taste of Sardines” 02/12/2024
 
会社が経費を払って契約している保健指導サービスで、担当指導員から魚を喰って3ヶ月で3キロ痩せるという目標を言い渡されてから、体重自体の目標はともかく、どういうわけか肉より魚の方を口にしたいと思うようになってきた.
加齢の所為だとは思いたくないが.

社食なら(選択の余地はないものの)必ず1品は魚料理があるので、平日は比較的楽に魚欲を満たすことができる.
問題は休日.海鮮丼を食べればそれでノルマ的にOKとはいえ、コスパの悪さを思うと二の足を踏んでしまう.かといってサバ塩・サバ味噌定食も「ココだ!」という店がなく、魚難民となっているここ数週間の休日.そしてとうとう「鰯を焼いて食べよう」という計画が(例によって)衝動的に湧く.

当初は丸干しを焼くつもりだったけれど、1パックに5尾も入っているので仕方なく選択肢から外す.頭からしっぽまで食べるつもりなので、たぶん量が多い以前に「飽きる」気がした.なので目に入ったのが頭とワタを落とした「加熱用」のパック4尾入り.梅とか生姜とかの香りものと一緒に煮るのかフライにするか…の手間なし簡単パックなのは、少々負けた気がするけれど、三枚おろしからチャレンジするほど時間が無いので、2ヶ所の売り場を行き来して逡巡した結果こちらをチョイス.

問題は焼き時間.フライパンに油を引いて6分…という記述を見かけた記憶があり、これをガスコンロのグリルに変換する……のだがベクトルが違いすぎる.
熟考の結果、2尾×2セットに分けて初回のダメな部分を2回目にフィードバックさせようという算段に.もっとも、一度に4尾も入らない、という物理的な要因もある.

ガスコンロのグリルは左右と奥の3辺から炎が吹き出す.この炎自体の輻射熱と、天井に相当する部分の鉄板が赤熱して放出する遠赤外線(だと思う)によって、対象に火と熱が通る、という理屈はわかっている.しかし部屋の更新を十数回以上行っていながら、魚を焼いたことは両指で足りるくらいしかない為、焼き加減の検討が全くつかないという問題に毎回苛まれる.チャンスが2回ということで暫し熟考.

お互い背中側を外側(左右の火口側)に向けて3分
左右入れ替えてひっくり返し3分
左右入れ替えずにひっくり返して3分(腹側が外側になる)
左右入れ替えて非繰り返し3分

この4セットで1尾の背中側と腹側にまんべんなく熱が通るであろう、というシミュレーションを行っていざ実践フェーズへ.

十分に空焼き(余熱)した上で初回の2尾は無事に成功.2回目は幾分肉付きがよい個体だったので、3分を4分に変えて無事成功.秋刀魚のように「焼きすぎ」にならなかったのは運がよかっただけかもしれない.

惜しむらくは白米を炊かなかったこと.
鰯4尾は3時の「おやつ」として胃袋に.

タイトルは笠智衆へのオマージュである.



Rev.0



前回からの文化活動
“御社のチャラ男”
 絲山秋子 著

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

相変わらず流麗な比喩がすばらしい絲山作品.文庫化まで3年待った甲斐があった.
ただタイトルから想像していたようなコメディ作品ではなく、「沖で待つ」にカップリングされていた「勤労感謝の日」(個人的にはこっちの方が好きで、毎年勤労感謝の日に読むと決めている)をもう少し重厚長大かつ連作化した、という空気感.「チャラい中堅社員の話」だと思って手を出すと打ちのめされる程の深みが.
絲山作品の特徴だと思っているけれど、本作も丹念に手を掛けて創られた刺繍作品のよう.こういう言葉の選び方・繋ぎ方をする作家は少ない.

今回のウィキ:納豆菌
納豆菌≠ナットウキナーゼ…なので、知ったかぶりすると恥ずかしい.
  ウィキペディアリンク:納豆菌

今回のながら:“ワンダフル・ワールド” / ウルフルズ
サム・クックのカヴァー版.当て字的訳詩が上手い.
白州がロケ地になった、なんかのドラマの主題歌だった.
ようつべではこちら
ちなみにサム・クックのオリジナルはこれ

今回の絵:お気に入りの場所(2024年如月版)
市立図書館の休憩スペース.窓際部分が吹き抜けで上の階の休憩スペースと繋がっている.
この日は少々暑かった.

No.1694 First of all, calm down! 02/04/2024
 
「マドレーヌトップ」(……と書いても意味が通じないと解ったので、ややオーバーサイズながら「ピンポン球の半球くらい」くらいにしておく……)以上に成長してきた右膝の腫瘍?を見てもらいに、半休をとって整形外科へ.

待合でオルゴール風味なディズニー作品のテーマソングを延々聴かされ、ふと思い出して気付く.普通に歌詞を乗せられるようなメロディをクラシックで書いたチャイコは神である、と!
アラジンや美女と野獣、アナ雪などといった近年の作品ならまだしも、「眠れる森の美女」の公開は1959年である.


そしてこのスカートの揺らぎを観よ!
これこそディズニーがもつセンスと技術の真骨頂であると、声高に訴えたい.

埋め込みにすると版権的に多分アレなのでリンクのみ.
↓

https://www.youtube.com/watch?v=TXbHShUnwxY


……一息ついて冷静に調べると、ディズニー作品ではちゃんと音楽担当がいて、オリジナルのチャイコフスキーのワルツを編曲し、上手いこと歌詞を乗せているのだった.まぁサビはしっかり残っているけれど.

結局何が言いたかったのかといえば、「ディズニーのClassic作品は神だった」ということで.

で、チャイコは何処へ行った?



Rev.0



前回からの文化活動
“グッド・フライト、グッド・ナイト”
 マーク・ヴァンホーナッカー 著/ 岡本由香子 訳

※書籍類のリンク先で展開するサービスにおいて、個人的なアフィリエイトは行っておりません.

ようやく読み終えたエッセイ.
この方のこんな賞賛を目にしたら手を出さないわけにはいかないではないか.
一度諦めた書店に二度目の脚を運んだ際発見した.品於呂絵とアンテナの高さは相応の書店なので、おそらくは店員の中にチェックしている方がいたと思われる.
パイロットなのにこんな文章が書けてしまうのかと、なんだか狡さすら覚えてしまうような、まさに書評に偽り無しの内容.ストレートに「飛行機に乗りたい」という衝動を湧かせてくる.
そしてこの訳者もまた「とんでもない職歴」の方なのだが、そこは訳者後書きを読んでもらったほうがいいかと.

ただし、エッセイは適度な長さと目にするインターバルが、字面以外の役者としてその出来を左右していると思う.良質のエッセイも1冊にまとめられ、延々ひたすら読み続けるのは結構苦しかったりする.やったことはないけれど、ハーゲンダッツのアイスクリームを一日中絶え間なく食べ続けるような、イメージ的にはそんな感じが.
手の届くところに常に置いておき、ふと気が向いたら数頁読み進める……くらいが一番美味しく味わえる.

今回のウィキ:エアバス
フランスの企業だったと今更知る.
  ウィキペディアリンク:エアバス

今回のながら:“青空” / THE BLUE HEARTS
今週のAERAの表紙は甲本ヒロトだった.俳優の甲本雅裕が兄ちゃんだったことを知ったのは数年前.
ようつべではこちら(ちょっと音大きい)が歌詞付きで解りやすい.

今回の絵:花買いましてん Vol.426“お初だったような気もする白いの”
お約束の如く名前を失念する.
結構花持ちがよかったような記憶.購入は12月中旬.

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